リサイクル#9
「なぜかサスペンス口調」
2006年09月14日(木) 13時09分08秒
飲みかけのお茶が入ったコップをキッチンに置きっぱなしにする嫁。
コップの中身が何であろうと、
飲めそうな状態であれば何でも口にしてしまう乳幼児な俺。
あれはいつの話だっただろう。
嫁も息子も寝静まった頃、帰宅した俺は、
まず喉の渇きを潤そうと、冷蔵庫には目もくれず、
キッチンにある飲みかけのお茶を一気に飲み干した。
ぷはぁーと言ったかどうかは今となっては記憶にないが、
たぶん、言ってたと思う。
ぷはぁーって。
まぁ、それで翌日も忙しく働いたのだけど、
連日のカラ残業が祟ってか、腹の調子が悪い。
迅速な判断力、そしてその司令を行動に移す瞬発力。
それらを総合的に試されているかのような便意が俺を襲う。
一時の油断も許されない。
そんな極限状態を乗り切り帰宅した俺に、嫁が開口一番、
嫁 『昨日、ここにあったお茶飲んだ?』
俺 『ああ、飲んだよ』
嫁 『身体の具合は大丈夫?』
俺 『ああ、ちょっと下痢気味だけど大丈夫さ
まぁ、ちょっと疲れてるだけだろう。安心しろ』
嫁 『違うよ!昨日、君が飲んだお茶は
あたしのダイエット茶なんだよ』
嫁 『なるほど。そういうトリックか…。
まんまとはめられたな。だが、効き目は抜群だったぜ』
そして、今朝
嫁 『このコップになんでお茶が入ってるの?』
俺 『ああ、俺が入れたんだ』
嫁 『りんごジュース入ってなかった?』
俺 『ああ、入ってたぜ。だが、俺が飲んぢまった
…ん、まてよ、そのりんごジュースに…
今度は、な、何を入れたというんだ…!?』
嫁 『別に何も。なにそのリアクション。バッカじゃないの』
俺 『ならいいんだが』
今日は体調、すこぶる良いです。
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※あとがき
この癖なかなか治らないです。